会社での勤務にストレスを感じているエンジニアのなかには、独立してフリーランスエンジニアになりたいという人もいるだろう。
フリーランスエンジニアになるのは簡単だ。
自分はそうだと名乗ったときからそうなる。
だが実感を持ってフリーランスエンジニアになったと言えるのは、フリーとして初めて案件を受注した日だろう。
その日から一ヶ月以内に、開業届を役所に提出することで、社会的にも晴れてフリーランスエンジニアとして認められる。
開業届は提出をしなくても罰則はないが、提出すると青色申告ができるようになるなど、様々なメリットがある。
本格的にフリーランスエンジニアとしてやっていく気があるなら提出すべきだろう。
また開業届とともに青色申告も申請しておくと確定申告時期に困らなくて済む。
青色申告は事前申請をしていないとその年度は使えなくなるからだ。
フリーランスに転職するときには開業届と青色申告をまず出しておくのが理想である。
その後は、自分で仕事を作って自宅作業をしていく人もいれば、特定の企業からの外注案件に応募してその企業のオフィスで働く人もいる。
ノマドワーカーと呼ばれるように、遊牧民的に場所を変更しながらパソコン一台を武器にして仕事を進めている人もいるのだ。
フリーランス向けの案件紹介サービスを利用しても、フリーであることは変わらない。
フリーランスエンジニアになれば、自宅も喫茶店も仕事場になるし、プロジェクトごとにいくつもの企業を渡り歩くこともできる。
まさにストレスフリーでボーダーレスなライフスタイルが手に入るわけだ。
非常に自由度の高い働き方であるため、会社勤務に窮屈感を覚えているならフリーランスエンジニアになるのも良いかもしれない。